名古屋・知多とモンゴル・ポーランド──6ファンド24万円を深夜9分で申し込んだ記録

8月25日の23時46分から23時55分まで、わずか9分間で6件の記録がつきました。AGクラウドファンディングの不動産担保ローンファンド#207(土地建物@名古屋市名東区)、Bankersの4ファンド、そしてTSON FUNDINGのSMART FUND142号(愛知県知多市つつじが丘【第2期】)。すべて投資申込で、合計6ファンド・240,000円です。

今回の6件には、これまでにない特徴が2つあります。

ひとつは投資額がきれいに二層に分かれていること。国内不動産の2件(AG・TSON)は各100,000円、Bankersの4件は各10,000円。同じ夜に申し込みながら、10倍の差をつけています。

もうひとつは、初めて海外案件を持ったこと。Bankers4件のうち3件はモンゴル2本・ポーランド1本で、いずれも円建てながら投融資先は海外の金融事業者です。これまで積み上げてきた「東京の不動産担保案件」とはリスクの性質がまったく違います。

そして地理的にも、前回(8月25日未明)が墨田・江東・北区と東京の東側に集中したのに対し、今回の国内2件は名古屋市名東区と愛知県知多市。図らずも東京から愛知へ、きれいに軸が移りました。1件ずつ整理していきます。

本日の投資アクション一覧

プラットフォーム ファンド名 商品タイプ アクション 金額
AGクラウドファンディング 不動産担保ローンファンド#207(土地建物@名古屋市名東区) 貸付型 投資申込 100,000円
Bankers 不動産担保型成長戦略ファンド3-5号 貸付型 投資申込 10,000円
Bankers 【円建て】モンゴル交通開発銀行ファンド2_10号 貸付型(海外) 投資申込 10,000円
Bankers 【円建て】モンゴル個人・中小企業向けローンファンド2_9号 貸付型(海外) 投資申込 10,000円
Bankers 【円建て】ポーランド個人向け金融事業者ファンド2_11号 貸付型(海外) 投資申込 10,000円
TSON FUNDING SMART FUND142号(愛知県知多市つつじが丘【第2期】) エクイティ型 投資申込 100,000円

合計240,000円(全6件が投資申込・抽選案件なし)


① AGクラウドファンディング「不動産担保ローンファンド#207(土地建物@名古屋市名東区)」

23時46分、AGクラウドファンディングの#207100,000円を申込。前日未明に#205・#206を申し込んだばかりなので、同じ週にAGだけで3本目になります。

項目 内容
プラットフォーム AGクラウドファンディング(アイフルグループ)
ファンド名 不動産担保ローンファンド#207(土地建物@名古屋市名東区)
申込金額 100,000円
予定利回り(税引前) 年6.0%
運用期間 1年6ヶ月(18ヶ月)
募集金額 6,000万円
募集開始 2026年8月25日12:00
募集方式 先着方式
応募状況 約44%(申込前の確認時点)
担保 名古屋市名東区の土地建物(不動産担保設定あり)
募集終了日時 【取得不可】公開ページから確認できず
担保評価額・LTV 【取得不可】会員限定情報のため公開ページから確認できず
築年・構造等の物件詳細 【取得不可】会員限定情報のため公開ページから確認できず

案件概要

  • AGとしては珍しい東京以外の担保物件。#205(江東区)・#206(墨田区)が続いた直後に、名古屋市名東区の土地建物が担保となる案件が出てきた
  • 名東区は名古屋市東部の住宅地で、地下鉄東山線沿線を中心に住宅需要が厚いエリア。都心一極集中になりがちなポートフォリオに、中京圏を差し込めるという意味では貴重な案件
  • 募集金額6,000万円は、#206(3億3,300万円)・#205(1億100万円)と比べても小ぶり。申込前の確認時点で約44%が埋まっており、先着方式としては動きの早い部類
  • 条件面は年6.0%・18ヶ月で、#205と完全に同じ。利回りではなく「担保エリアの分散」を目的に持つ性格の案件

期待リターン(想定通り運用された場合の試算)

  • 税引前利益 ≒ 100,000円 × 6.0% × (18ヶ月 ÷ 12) = 9,000円
  • 税引後利益 ≒ 9,000円 × (1 − 0.2042) ≒ 約7,162円

前回と同じく、担保評価額・LTV・物件の築年や構造は会員限定情報で公開ページからは取得できませんでした。貸付型において担保の中身は最重要の情報なので、ここが確認できない状態が続いているのは正直なところ気になります。次回申込時には会員ページで内容を控え、記録に残すようにします。


② Bankers「不動産担保型成長戦略ファンド3-5号」

23時49分、Bankersで4件を立て続けに申込。その1本目がこの不動産担保型成長戦略ファンド3-5号10,000円です。

項目 内容
プラットフォーム Bankers
ファンド名 不動産担保型成長戦略ファンド3-5号(PR_4563)
申込金額 10,000円
予定利回り(税引前) 年8.00%
運用期間 約5ヶ月(2026年9月下旬〜2027年2月下旬)
融資金利(年率) 10.25%
当初目標募集額 1億円(上限2億8,765万円)
最低成立金額 10,000円
募集期間 2026年8月25日18:00〜9月11日18:00
募集方式 先着方式
応募状況 3,684万円(36%)・申込時点
担保 東京都目黒区下目黒の隣接不動産2件/第三順位根抵当権
担保評価額 52億6,000万円
保証 個人による連帯保証
借手 株式会社ブッシュクロフィード(業歴15年超・国内7拠点・直近決算黒字)
償還・分配 満期一括償還/満期一括分配
営業者報酬 年率2.25%

案件概要

  • 今回の6件で最も保全が手厚い案件。担保評価額52億6,000万円に対して融資額は桁違いに小さく、先順位債権額+融資予定額の合計が評価額内に収まることがページ上で明示されている
  • 担保物件はJR山手線「目黒」駅から約350m(徒歩5分圏)の住宅街の角地。都心一等地の希少物件で、担保としての換価性は高い部類
  • ただし第三順位の根抵当権である点は押さえておく必要がある。先順位の債権が優先されるため、評価額52億円がそのまま自分の保全になるわけではない
  • 借手は業歴15年超・国内7拠点の不動産事業者で、直近決算は黒字・純資産プラス。これに個人連帯保証が加わる
  • 運用期間わずか5ヶ月で年8.0%という条件は、今回の6件のなかでも資金効率の面で際立っている
  • 一方で期間が短い分、期限前返済で実際の利回りが下がるリスクもページ上で明示されている

期待リターン(想定通り運用された場合の試算)

  • 税引前利益 ≒ 10,000円 × 8.00% × (5ヶ月 ÷ 12) ≒ 約333円
  • 税引後利益 ≒ 333円 × (1 − 0.2042) ≒ 約265円

条件だけを見れば、今回の6件で最も投資額を厚くしてよかった案件です。年8.0%・5ヶ月・都心一等地の担保という組み合わせは、そう転がっているものではありません。それを10,000円に留めたのは、Bankers自体の利用がまだ浅くまずは全体を1万円ずつ試すという方針を優先したからですが、この1本に関しては「もっと入れておけばよかった」と後から思う可能性が高いと自覚しています。


③ Bankers「【円建て】モンゴル交通開発銀行ファンド2_10号」

同じく23時49分、モンゴル交通開発銀行ファンド2_10号10,000円。ここから3本が海外案件です。

項目 内容
プラットフォーム Bankers
ファンド名 【円建て】モンゴル交通開発銀行ファンド2_10号(PR_4559)
申込金額 10,000円
予定利回り(税引前) 年6.18%
運用期間 約9ヶ月(2026年9月下旬〜2027年6月下旬)
融資金利(年率) 9.40%
融資実行予定日 2026年9月28日
返済予定日 2027年6月24日
当初目標募集額 2,000万円(上限6,000万円)
最低成立金額 800万円
募集期間 2026年8月24日18:00〜9月10日18:00
借手 Transport and Development Bank CJSC(モンゴル交通開発銀行)
資金使途 貸付事業に係る運転資金
担保 なし
保証 なし
営業者報酬 年率1.60%(別途運用報酬 年1.40%上限)

案件概要

  • 借手はモンゴル政府から銀行営業許可を受けた商業銀行。東京に駐在員事務所を構えており、直近7期連続黒字、2025年まで5年連続で過去最高売上を更新している
  • 商品性としては「海外商業銀行への円建て融資」。銀行が相手という点で、事業会社への融資とは信用の性質が異なる
  • 担保も保証もない点は明確に理解しておく必要がある。保全は実質的に借手(銀行)の信用力そのものであり、それ以外の拠り所がない
  • 「円建て」と銘打たれているものの、ページ上には為替変動リスクが明記されている。借手の収益は現地通貨(トゥグルグ)ベースであるため、円建て契約でも為替の影響が完全に消えるわけではない
  • そのほかモンゴルの経済・政治リスク、法令変更リスクもページ上で列挙されている

期待リターン(想定通り運用された場合の試算)

  • 税引前利益 ≒ 10,000円 × 6.18% × (9ヶ月 ÷ 12) ≒ 約464円
  • 税引後利益 ≒ 464円 × (1 − 0.2042) ≒ 約369円

年6.18%という数字は、AGの6.0%とほとんど変わりません。保全(不動産担保)がある国内案件とほぼ同じ利回りで、無担保・無保証の海外案件を持つ——この比較は自分でも引っかかるところです。融資金利が9.40%に対し投資家の利回りが6.18%と、手数料の差も小さくありません。

それでも申し込んだのは、7期連続黒字の商業銀行という借手の質と、10,000円というお試し額が前提にあるからです。この案件は「利回りを取りに行く投資」ではなく、海外案件がどう動くかを実際に1本持って観察するための授業料という位置づけで見ています。


④ Bankers「【円建て】モンゴル個人・中小企業向けローンファンド2_9号」

同じく23時49分、モンゴル案件の2本目に10,000円。同じモンゴルでも、借手は銀行ではなくノンバンクです。

項目 内容
プラットフォーム Bankers
ファンド名 【円建て】モンゴル個人・中小企業向けローンファンド2_9号(PR_4558)
申込金額 10,000円
予定利回り(税引前) 年7.19%
運用期間 約12ヶ月(2026年9月下旬〜2027年9月下旬)
当初目標募集額 2,000万円(上限6,000万円)
最低成立金額 800万円
募集期間 2026年8月22日18:00〜9月10日18:00
借手 GSB Capital NBFI
資金使途 モンゴルの個人事業主・中小企業向けローン/自動車ローン事業
担保 なし
保証 なし
償還・分配 満期一括償還/満期一括分配(2027年10月下旬予定)

案件概要

  • 借手のGSB Capital NBFIはモンゴルのノンバンク金融事業者上位5社の一角。大手コングロマリットShunkhlai Holding LLCの傘下で、12期連続黒字
  • 事業モデルの特徴として、顧客獲得チャネルの約80%がオンライン、かつ不動産や自動車を担保に設定した融資を行っており、業界対比で低い不良債権比率を維持している
  • ここが重要な点で、「投資家からファンドへ」の段階では担保がない一方、「借手からその先の顧客へ」の段階では担保が取られているという二段構造になっている。借手の資産の質を支える要素ではあるが、投資家が直接その担保に手をかけられるわけではない
  • ③の交通開発銀行(年6.18%・9ヶ月)と比べると、利回りは1.01ポイント高く、期間も3ヶ月長い。銀行とノンバンクという信用力の差が、そのまま利回り差として表れている形

期待リターン(想定通り運用された場合の試算)

  • 税引前利益 ≒ 10,000円 × 7.19% × (12ヶ月 ÷ 12) = 719円
  • 税引後利益 ≒ 719円 × (1 − 0.2042) ≒ 約572円

同じ国・同じ通貨圏で銀行とノンバンクを1本ずつ持ったことになります。モンゴル経済そのものが傾けば2本同時に影響を受けるので、これは分散ではなく同一国リスクの二重取りです。合計20,000円と小さいから許容できる、という判断でした。


⑤ Bankers「【円建て】ポーランド個人向け金融事業者ファンド2_11号」

23時49分、Bankers4本目にして今回の最高利回り案件10,000円

項目 内容
プラットフォーム Bankers
ファンド名 【円建て】ポーランド個人向け金融事業者ファンド2_11号(PR_4557)
申込金額 10,000円
予定利回り(税引前) 年8.39%
融資金利(年率) 12.10%
運用期間 約18ヶ月(2026年9月28日〜2028年3月31日)
当初目標募集額 2,000万円(上限5,000万円)
当初最低成立金額 800万円
募集期間 2026年8月20日18:00〜9月10日18:00
借手 Everest社/Everest Sp. z o.o.社(ポーランド)
資金使途 個人向け小口融資の原資(貸付事業の運転資金)
担保 なし
保証 連帯保証契約あり(キプロス共和国法準拠)
償還・分配 満期一括償還/満期一括分配(2028年4月下旬予定)
営業者報酬 年率2.20%(別途運用報酬 年0.90%上限)

案件概要

  • 借手のEverest社は業歴20年以上・顧客70万人超のポーランド主要金融事業者。顧客獲得から融資実行・回収まで対面で対応し、保守的な与信判断に強みがあるとされる
  • ポーランドはEU加盟国でGDP規模はEU6番目。2004年のEU加盟以降、堅調な経済成長を継続しており、金融サービスの成長余地も大きいと評価されている
  • モンゴル2本と違い、連帯保証契約が付いているのが最大の差。ただし準拠法はキプロス共和国法で、実際に保証を執行する場面を想像すると、日本国内の保証とは手続きの重さがまったく違うことは織り込んでおくべき
  • 年8.39%は今回の6件で最高。融資金利12.10%との差(3.71ポイント)が手数料として抜かれている構造も明示されている
  • 振込手数料は投資家負担だが、GMOあおぞらネット銀行利用時は無料

期待リターン(想定通り運用された場合の試算)

  • 税引前利益 ≒ 10,000円 × 8.39% × (18ヶ月 ÷ 12) ≒ 約1,259円
  • 税引後利益 ≒ 1,259円 × (1 − 0.2042) ≒ 約1,002円

海外3本のなかでは、保証がある分だけこれが一番納得感のある案件でした。利回りも最高、業歴20年以上、EU加盟国というマクロ環境——条件を並べると、モンゴル2本より優先度は高い。それでも投資額を揃えて10,000円にしたのは、海外案件の実際の償還挙動をまだ一度も見ていないからです。この4本の償還が無事に終わったら、次はメリハリをつけて配分したいと考えています。


⑥ TSON FUNDING「SMART FUND142号(愛知県知多市つつじが丘【第2期】)」

23時55分、この夜最後の申込としてTSON FUNDINGのSMART FUND142号100,000円。今回唯一のエクイティ型(不動産特定共同事業)です。

項目 内容
プラットフォーム TSON FUNDING
ファンド名 SMART FUND142号(愛知県知多市つつじが丘【第2期】)
ファンド型 匿名組合型(エクイティ型)
申込金額 100,000円
想定利回り(税引前) 年6.0%(インカム5.0%+キャピタル1.0%)
運用期間 303日(約10ヶ月)
募集金額 6,550万円(優先出資)
一口出資金額 100,000円(上限200口)
募集期間 2026年8月25日12:00〜8月28日19:00
募集方式 先着方式
優先劣後比率 90:10
空室保証 あり(入居開始後、外部保証会社による)
保険 住まいの総合保険(自然災害対応)

物件概要

項目 内容
所在地 愛知県知多市つつじが丘二丁目6番18
物件種別 新築メゾネット型賃貸住宅(1棟4戸・共同住宅)
構造 木造2×4工法・2階建て
土地面積 365.94㎡
延床面積 269.50㎡
完成予定 2026年7月
最寄駅 名鉄常滑線「朝倉」駅(自転車約8分/名古屋駅まで約22分)
土地権利 所有権

案件概要

  • 同じ年6.0%でも、AG#207とは中身がまったく違う。TSONは家賃収入5.0%+売却益1.0%で、リターンの8割超がインカム(家賃)由来。売却益への依存度が低い分、相場変動の影響を受けにくい設計
  • メゾネット型は賃貸市場に約3.7%しかない希少タイプ。上下階を1住戸として使える間取りで、ファミリー層の需要に対して供給が薄い
  • 優先劣後比率90:10。物件価値が10%下落するまでは、損失をTSON側の劣後出資が吸収する
  • さらに外部保証会社による空室保証が付く。新築案件の最大リスクである「初期の入居がつかない」状態に対する備えとして、これは実質的な下支えになる
  • 運用会社TSONの実績は367ファンド組成・約361億円運用・償還遅延および元本割れなしとされている
  • 募集期間が8月25日12:00〜8月28日19:00の実質3日間と極端に短い。動きの速さが求められる案件で、23時55分の駆け込み申込になった

期待リターン(想定通り運用された場合の試算)

  • 運用日数:303日
  • 税引前利益 ≒ 100,000円 × 6.0% × (303日 ÷ 365) ≒ 約4,981円
  • 税引後利益 ≒ 4,981円 × (1 − 0.2042) ≒ 約3,964円

新築・所有権・空室保証・優先劣後90:10という組み合わせは、エクイティ型としてはかなり守りを固めた構成です。前回申し込んだCREALが「利回り6.3%のうち4.4%が売却益依存」だったのと比べると、同じエクイティ型でも性格は正反対。TSONは賃料で稼いで手堅く返す設計、CREALは売却で伸ばす設計です。

なお第2期という名称から、同一エリア・同一シリーズの第1期が先行して存在することがうかがえます。実績のある案件の続きという意味では安心材料ですが、裏を返せば同じ知多市つつじが丘に資金が重なる構造でもあります。


今日のまとめ

8月25日深夜は6ファンド・合計240,000円を申し込みました。前回同様、抽選案件はゼロで全件が先着・申込ベースです。

ファンド タイプ 利回り 運用期間 投資額 税引後期待利益
AG #207(名古屋市名東区・土地建物) 貸付型 年6.0% 18ヶ月 100,000円 約7,162円
Bankers 不動産担保型成長戦略3-5号 貸付型 年8.00% 約5ヶ月 10,000円 約265円
Bankers モンゴル交通開発銀行2_10号 貸付型(海外) 年6.18% 約9ヶ月 10,000円 約369円
Bankers モンゴル個人・中小企業2_9号 貸付型(海外) 年7.19% 約12ヶ月 10,000円 約572円
Bankers ポーランド個人向け金融2_11号 貸付型(海外) 年8.39% 約18ヶ月 10,000円 約1,002円
TSON SMART FUND142号(知多市) エクイティ型 年6.0% 303日 100,000円 約3,964円
合計 加重平均 約6.24% 240,000円 約13,334円

想定通りに運用された場合の税引後期待利益は合計約13,334円です。

「10万円×2 + 1万円×4」という配分の意味

今回いちばん自分でも意識したのは、同じ夜の申込で投資額に10倍の差をつけたことです。

  • 100,000円を入れた2件:AG#207(不動産担保・アイフルグループ)、TSON142号(優先劣後90:10・空室保証・実績367ファンド)
  • 10,000円に留めた4件:Bankersの全案件

この線引きは、利回りの高さではなく「自分がその仕組みを理解して、償還まで見届けた経験があるか」で引いています。AGとTSONは国内不動産で構造が読みやすく、実績も追える。一方Bankersの4本は、プラットフォームとしての利用が浅く、しかも3本は海外案件です。

皮肉なことに、条件が最も良かったのは10,000円しか入れていないBankers 3-5号(年8.0%・5ヶ月・目黒駅徒歩5分圏の担保)でした。ここは素直に「配分を間違えた」と記録しておきます。ただし知らない仕組みに大きく張らないという原則自体は、間違っていないとも思っています。

利回り6%台が、担保ありにも無担保にも並んでいる

今回の6件を利回り順に並べ直すと、利回りと保全がまったく比例していないことがはっきり見えます。

利回り ファンド 保全の内容
年8.39% Bankers ポーランド2_11号 担保なし/連帯保証あり(キプロス法)
年8.00% Bankers 成長戦略3-5号 不動産担保52億6,000万円(第三順位)+個人連帯保証
年7.19% Bankers モンゴル個人・中小企業2_9号 担保なし・保証なし
年6.18% Bankers モンゴル交通開発銀行2_10号 担保なし・保証なし
年6.0% AG #207 不動産担保あり(名古屋市名東区)
年6.0% TSON 142号 優先劣後90:10+空室保証+保険

注目すべきは2箇所です。

ひとつは年8.00%のBankers 3-5号が、無担保のモンゴル2本(6.18%・7.19%)より高い利回りを出していること。保全が厚いのに利回りも高い、という逆転が起きています。運用期間が5ヶ月と短いこと、融資金利が10.25%と高いことが背景ですが、リスクとリターンの関係が常に素直とは限らない好例です。

もうひとつは年6.18%のモンゴル交通開発銀行が、不動産担保付きのAG#207(年6.0%)とほぼ同水準であること。0.18ポイントの差で、「不動産担保あり・国内」と「無担保無保証・モンゴル」を交換していることになります。この1本については、割に合っているとは言いにくい。10,000円というお試し額だから納得している、というのが正直なところです。

償還時期が、意図せずきれいな階段になった

6件の運用期間を並べると、5ヶ月・9ヶ月・10ヶ月・12ヶ月・18ヶ月・18ヶ月。狙ったわけではないのに、償還時期がほぼ等間隔に散りました。

償還時期(予定) ファンド
2027年2月下旬 Bankers 成長戦略3-5号(5ヶ月)
2027年6月下旬 Bankers モンゴル交通開発銀行2_10号(9ヶ月)
2027年7月頃 TSON 142号(303日)
2027年9月下旬 Bankers モンゴル個人・中小企業2_9号(12ヶ月)
2028年3月末 AG #207(18ヶ月)/Bankers ポーランド2_11号(18ヶ月)

前回の4件(12ヶ月・18ヶ月・36ヶ月・332日)と合わせると、2027年2月から2029年9月まで、資金が段階的に戻ってくる形ができつつあります。ソーシャルレンディングは途中解約が原則できないため、この「償還時期の階段」をどう作るかは利回り以上に効いてくる部分です。今回はたまたま結果的にそうなりましたが、今後は意識して組み立てたいところです。

東京から愛知へ、そして初めての海外

前回の40万円は墨田・江東・北区と東京の東側に集中し、「エリア分散という観点では減点」と書きました。今回はその直後に、名古屋市名東区・愛知県知多市という中京圏2件を持てたことになります。狙ったわけではありませんが、結果として前回の偏りを打ち消す方向に働きました。

そして海外3本。モンゴル2本・ポーランド1本は、いずれも円建てとはいえ日本の不動産市況とは無関係に動く資産です。合計30,000円と小さいものの、「国内不動産一辺倒」だったポートフォリオに初めて別軸が入りました。

ただし冷静に見れば、モンゴル2本は同一国リスクの二重取りであり、無担保・無保証です。国内不動産と同じ感覚で残高を増やしていい対象ではありません。まずはこの4本が予定通り償還されるかどうかを見届ける——それが済むまでは、Bankersの海外案件は1万円単位で刻み続けるつもりです。

次に待つもの

  • 8月28日19:00 — TSON FUNDING SMART FUND142号 募集終了(実質3日間の短期募集)
  • 9月10日18:00 — Bankers モンゴル交通開発銀行2_10号/モンゴル個人・中小企業2_9号/ポーランド2_11号 募集終了
  • 9月11日18:00 — Bankers 不動産担保型成長戦略3-5号 募集終了
  • 9月下旬 — Bankers 4ファンド 運用開始予定
  • 9月28日 — Bankers ポーランド2_11号/モンゴル交通開発銀行2_10号 融資実行予定日
  • 2027年2月下旬 — Bankers 成長戦略3-5号 運用終了予定(今回の6件で最速の償還)
  • 2028年3月31日 — Bankers ポーランド2_11号 運用終了予定(今回の6件で最長)

AGクラウドファンディング#207については、募集終了日時・担保評価額・LTV・物件の築年や構造といった詳細が公開ページから確認できませんでした。前回の#205・#206と同じ状況が続いています。貸付型において担保の中身は最重要の情報なので、次回以降は必ず会員ページで内容を控え、記録に残すようにします。契約成立・運用開始の連絡が届き次第、あらためて記録していきます。

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