9月6日夜に5ファンド41万円を一気に申込 — TORCHES・OwnersBook・TSON・オルタナバンク・FANTASの中身を整理する

9月6日の夜、22時58分から23時08分までのわずか10分間で5つのファンドに申し込みました。TORCHESの利回り18%の蓄電池用地、OwnersBookの恵比寿メザニンローン、TSON FUNDINGの新築2物件、オルタナバンクのウズベキスタンBNPL案件、そしてFANTAS fundingの抽選ファンドです。合計41万円分、性格の異なる5案件になりましたので、それぞれの中身をまとめて整理しておきます。

TORCHES「No.64 新潟県新潟市 系統用蓄電池用地ファンド」投資申込

案件概要

項目 内容
ファンド名 No.64 新潟県新潟市 系統用蓄電池用地ファンド
投資申込金額 100,000円
想定利回り(年利) 18.0%
運用期間 10か月(2026年9月17日~2027年7月16日)
募集金額 516,780,000円
募集期間 2026年9月5日12:00~9月9日15:00
募集方式 先着順
最低投資金額 100,000円(10口)
一口出資金額 10,000円
優先劣後出資比率 99:1
配当形式 キャピタル型
償還予定日 2027年8月2日

物件概要

新潟市西蒲区赤鏥字一心作440番1の土地1,404㎡が対象です。地目は雑種地、用途地域は準工業地域で、権利形態は所有権となっています。

前回申し込んだNo.62(福井県坂井市)が賃借権だったのに対し、今回は所有権である点は保全面でやや前進していると見ています。系統用蓄電池の用地案件という枠組み自体は同じです。

期待リターン

税引前利益 = 100,000円 × 18.0% × (302日 ÷ 365日)= 約14,893円
税引後利益 = 約14,893円 ×(1 − 0.2042)= 約11,852円

申込時点の進捗は68%程度でしたが、その後募集金額を超えて101%(523,500,000円/516,780,000円)に到達しました。想定利回り18.0%はやはり別格の水準で、TORCHESの蓄電池シリーズの集金力の高さが続いています。

ただし、優先劣後比率99:1で劣後による保全がほぼ効かないこと、キャピタル型(土地の売却益が原資)であることは、No.62のときと変わらない構造的リスクです。利回りの高さは、そのまま「土地が想定価格で売れなかったときに逃げ場がない」ことの裏返しだと認識した上での申込です。

OwnersBook「恵比寿マンション案件第2回」投資申込

案件概要

項目 内容
ファンド名 恵比寿マンション案件第2回
投資申込金額 70,000円
想定利回り(年換算・内部収益率) 6.1%
運用期間 24か月
募集金額 240,000,000円
募集期間 2026年9月4日~9月28日(株主優待枠13:00/先行投資枠15:00/全投資家枠18:00)
募集方式 先着方式
一人当たり上限 5,000,000円
案件種別 メザニンローン
担保 根抵当権
償還方法 24か月後一括返済(利益配当は毎四半期)
償還予定日 2028年9月20日

案件概要

東京都渋谷区恵比寿南に所在するマンションの区分所有1区画が担保対象です。不動産保有会社から担保提供を受けた借入人に対して、2億4,000万円を貸し付けるメザニンローン案件になります。

「メザニン」は、シニアローン(優先的に返済を受ける通常の融資)とエクイティ(出資)の中間に位置する債権です。通常の担保ローンより回収順位が低い分、利回りが高く設定されています。ここは6.1%という数字だけを見て「不動産担保付きだから安全」と早合点しないよう注意したいところです。

期待リターン

税引前利益 = 70,000円 × 6.1% × 2年 = 約8,540円
税引後利益 = 約8,540円 ×(1 − 0.2042)= 約6,796円

申込時点の達成率は83%でしたが、現在は101%(申込総額242,750,000円)に到達し、キャンセル待ち枠1,000万円が設定されています。恵比寿という都心一等地の立地に、24か月という比較的長めの期間。毎四半期の配当があるので、資金が2年間まったく動かないわけではないのが救いです。

TSON FUNDING「SMART FUND144号(東京都足立区梅島駅Ⅱ・埼玉県川越市川越駅)」投資申込

案件概要

項目 内容
ファンド名 SMART FUND144号(東京都足立区梅島駅Ⅱ・埼玉県川越市川越駅)
投資申込金額 100,000円
想定利回り(税引前・年利) 6.0%
配当形式 キャピタルゲイン型
運用期間 242日(2026年9月11日~2027年5月10日)
募集金額 1億4,390万円(優先出資)
募集期間 2026年9月4日12:00~9月7日19:00
募集方式 先着式
一口出資金額 100,000円
優先劣後出資比率 優先82.32%:劣後17.68%
入金期日 2026年9月8日22:00
償還予定日 2027年6月10日

物件概要

今回は2物件構成です。

  • ①東京都足立区島根二丁目17番:木造2×4工法3階建て・5戸。東武「梅島」駅から徒歩約14分。完成予定は2027年4月。
  • ②埼玉県川越市仙波町三丁目9番20:木造2×4工法3階建て・7戸。「川越」駅から徒歩約16分。完成予定は2027年1月。

保険面では、建物額相当額を限度とする住まいの総合保険と、最大3億円の施設賠償保険に加入しています。

期待リターン

税引前利益 = 100,000円 × 6.0% × (242日 ÷ 365日)= 約3,978円
税引後利益 = 約3,978円 ×(1 − 0.2042)= 約3,166円

先日申し込んだ143号(三重県鈴鹿市)が満室稼働中の物件によるインカムゲイン型だったのに対し、144号はキャピタルゲイン型で、しかも両物件ともまだ完成していません。足立区物件の完成予定が2027年4月、運用終了が2027年5月10日と、スケジュールにはあまり余裕がない印象です。

その代わり、優先劣後比率は優先82.32%:劣後17.68%と、143号の90:10よりも劣後部分が厚くなっています。約17.7%の価格下落まではTSON側が損失を吸収する計算で、新築・キャピタル型という性格を踏まえた設定と受け止めています。募集は100%達成で完了しました。

オルタナバンク「【3ヶ月毎分配】海外BNPL事業者支援ファンドID1158」投資申込

案件概要

項目 内容
ファンド名 【3ヶ月毎分配】海外BNPL事業者支援ファンドID1158
投資申込金額 70,000円
目標利回り(税引前・年利) 8.0%
運用期間 35か月(2026年9月18日~2029年8月28日)
募集総額 1億2,482万円
最低成立金額 1,000万円以上の投資申込
募集期間 2026年9月4日12:00~9月9日23:59
最低投資金額 10,000円(以降1万円単位)
分配頻度 3か月毎(1月・4月・7月・10月末日)
償還方法 元金一括償還
償還予定日 2029年8月28日

資金使途・投資対象

ウズベキスタンの「Uzumグループ」傘下の金融企業Uzum Nasiyaへの貸付です。同社はBNPL(Buy Now, Pay Later = 後払い決済)事業を運営しており、グループのECマーケットプレイス上の全決済の50%超がUzum Nasiya経由で処理されているとのことです。

保全面では貸付債権に質権が設定されていますが、対抗要件が未具備のため現時点では担保評価額は0円として扱われています。実質的には無担保に近い扱いと考えておくのが妥当でしょう。

期待リターン

税引前利益 = 70,000円 × 8.0% × (1,075日 ÷ 365日)= 約16,493円
税引後利益 = 約16,493円 ×(1 − 0.2042)= 約13,125円

このファンド最大の特徴は35か月(約3年)という長期運用です。今回申し込んだ5件の中で、金額に対する期待リターンが最も大きいのはこの案件ですが、それは単純に期間が長いからにすぎません。年利ベースでは8.0%です。

3年間資金が拘束される点、ウズベキスタンという新興国のカントリーリスク、担保評価額0円という保全の薄さ。これらを考えると、決して「利回り8%だからお得」で済ませられる案件ではありません。3か月毎に分配があるとはいえ、元本が戻るのは2029年8月です。ポートフォリオ全体に対して重くなりすぎない金額(7万円)に抑えたのはそのためです。

FANTAS funding「FANTASファンド281号」抽選申込

案件概要

項目 内容
ファンド名 FANTASファンド281号
抽選申込金額 70,000円
想定利回り(税引前) 5.00%
運用期間 12か月
募集方式 抽選
募集期間 2026年9月4日19:00~9月24日8:59

※物件所在地・構造・築年数などの詳細は、公式サイトの物件情報ページが読み込めず取得できませんでした(詳細不明)。

期待リターン(当選した場合)

税引前利益 = 70,000円 × 5.00% × (365日 ÷ 365日)= 約3,500円
税引後利益 = 約3,500円 ×(1 − 0.2042)= 約2,785円

FANTAS fundingはこれまで270本超のファンドを組成しており、平均想定利回りは4.8%程度、運用期間は4~6か月の案件が中心です。その中で281号は利回り5.00%・運用期間12か月と、平均よりやや長めの設定になっています。

抽選方式なので当選するかは分かりません。募集締切が9月24日と3週間近く先なので、結果が出るのはしばらく後になります。

投資状況まとめ

プラットフォーム ファンド ステータス 金額 利回り 運用期間
TORCHES No.64 新潟県新潟市 系統用蓄電池用地 投資申込 100,000円 18.0% 10か月
OwnersBook 恵比寿マンション案件第2回 投資申込 70,000円 6.1% 24か月
TSON FUNDING SMART FUND144号(足立区・川越市) 投資申込 100,000円 6.0% 242日
オルタナバンク 海外BNPL事業者支援ファンドID1158 投資申込 70,000円 8.0% 35か月
FANTAS funding FANTASファンド281号 抽選申込 70,000円 5.00% 12か月
合計 410,000円

すべてが成立・当選した場合の税引後合計利益は約37,700円の見込みです(FANTASの抽選分を含む)。

投資家としての所感

今回の5件を並べて改めて意識したのは、「利回り」と「運用期間」は必ずセットで見る必要があるということです。

期待リターンの絶対額だけを見ると、最も稼げるのはオルタナバンクのBNPLファンド(約13,125円)です。しかしこれは35か月=約3年かけての数字で、年利は8.0%。一方でTORCHESの蓄電池案件は10か月で約11,852円と、期間あたりの効率では圧倒的に上です。しかし劣後1%・キャピタル型・新興テーマという三重のリスクを抱えています。「効率がいい」と「割に合っている」は別物です。

リスクの性質もきれいに分散しました。TORCHESは事業リスク(蓄電池用地が想定価格で売れるか)、OwnersBookは回収順位リスク(メザニンの劣後性)、TSONは完工リスク(2物件とも建設中)、オルタナバンクはカントリーリスクと保全リスク(ウズベキスタン・担保評価額0円)、FANTASは当選するかどうか。同じ日に申し込んだ5件が、まったく違う理由で毀損しうるという構成です。これは意図した分散でもあります。

資金拘束の観点では、24か月のOwnersBookと35か月のオルタナバンクで合計14万円が長期でロックされることになります。ここは今後、短期案件とのバランスを意識して調整していきたいところです。10か月~1年程度の案件を軸に据えつつ、長期案件は全体の一部に留める、という方針を維持していきます。

TSON144号の完工スケジュールと、TORCHES No.64の土地売却の進捗は、運用が始まってから特に注視していくつもりです。


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